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借金の返済を延滞したらどうなるか

  • 文責:弁護士 宮城昌弘
  • 最終更新日:2025年12月10日

1 最終的には強制執行をされてしまう可能性があります

借金の返済を延滞し続けると、最終的には裁判所を通じた強制執行が行われる可能性があります。

具体的には、給与や預貯金、不動産などの財産を差し押さえられ、借金の返済に充てられることになります。

一般的に、強制執行に至るまでにはいくつかの段階があります。

借金の返済が困難になったら、できるだけ早く債務整理を行い、強制執行の回避を試みることが大切です。

以下、強制執行に至るまでの典型的な流れについて説明します。

2 貸金業者等からの催促

返済期限を過ぎても支払いをしないでいると、まず貸金業者等から電話や手紙などによる催促が行われます。

延滞の期間や、貸金業者等の方針によっては、催促の内容が厳しいことや、催促の頻度が高いこともあります。

また、一定期間内に支払い等をしない場合には、法的手続きに移行する旨が手紙に記載されていることも多いです。

3 法的手続き(訴訟提起または支払督促申立て)

貸金業者等からの催促に対して対応をしないままでいると、貸金業者等は訴訟の提起または支払督促の申立てをすることがあります。

訴訟を提起された場合、裁判所からご自宅等に訴状という書面が届きます。

裁判所からの書面には、口頭弁論期日(裁判所で原告と被告が主張、立証などを行う日時)も通常記載されています。

この日までに何も対応をしない場合、民事訴訟のルール上敗訴し、さらに一定期間が経過すると敗訴判決が確定してしまうことがあります。

支払督促の申立てがなされた場合、簡易裁判所から支払督促という書面が届きます。

異議を申し立てられる期間内に対応をしないでいると、仮執行宣言付支払督促が確定してしまうことがあります。

4 強制執行による差し押さえ

判決が確定した場合や、仮執行宣言付支払督促が確定した場合、法律上強制執行をすることが可能になります。

これにより、債務者の方の給与や、預貯金、不動産などが差し押さえられ、日常生活に支障をきたす可能性もあります。

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